ノルウェイの森/ハリーポッター

ノルウェイの森
面白かった。というより読んでみて、ともみに会いたくなる内容だった。ともみに会ってともみを大事にしたいという気持ちになる内容だった。
小説の内容は、主人公と2人の女の子の間の恋愛を描く部分、それと、主人公の一歩引いた視点からみた世界観を描く部分がある。
前者についてだけ感想を書くと、恋愛話だが一般的な恋愛話とは少し異なる気がした。その理由は20歳の男女の恋愛なのに、恋人に対する愛情というより、娘や家族といったものに対する愛情に感じられる点だと思う。正確ではないかもしれないけれど、「好き」という言葉よりも、「大事にする/したい」という言葉のほうが多い気がした。
本を読んでいる間、ともみのことを自分がどう思っているのかが良くわかった。もちろん好きで「大事」に思っている。

ハリーポッター
ようやく読み終わった。訳し方のせいなのか、登場人物が多すぎるせいなのかわからないが、いまいち入り込めなかった(ちなみに「炎のゴブレット」)が、次回作を読みたいと思える終わり方だった。
前3作と違うのは、内容がハッピーエンドとは言い切れない点。前3作は誰も死なず、ただハリーの活躍があり、みんな(ハリーの仲間は)幸せに終わる。それが、今回は人が死に、ヴォルデモート卿は復活する。これからどうなるのか。とくにマルフォイのこれからが気になる。これまではただの意地悪野郎でハリーの活躍を強調するだけの存在でしかなかったが、今回でマルフォイの父親が「死喰い人」であることが判明。ハリーとマルフォイの間は今後どうなるのか。マルフォイは「完全な敵」になってしまうのか。あと残り2作、せっかくだから読むことにする。